2024 年WHC-OB・OG 夏合宿の開催報告
15 回目の夏合宿を開催しましたので、ご報告させて頂きます。
■ 開催日・開催地
8 月 25 日(日)~27 日(火)の 3 日間。夏合宿としては 3 度目になる奥日光で開催しました。昨年に続いての奥日光です。
宿は湯元温泉の「奥日光小西ホテル」、これまでずっと同じ宿です。
■参加者
総勢 13 名、以下の方々です(期順・50 音順、敬称略)
4 期:小坂、菅原、田上、徳渕、西海、花田
5 期:佐藤(牧子)
6 期:佐藤(徹)、杉原、柾木
7 期:加藤
8 期:齋藤、佐藤(憲一)
■歩いたところ
25 日:宿周辺の日光湯元キャンプ場、湯ノ湖北岸の散策。
26日西ノ湖~奥日光千手ノ森~千手ヶ浜(中禅寺湖)のハイキング。その後に希望者で湯ノ滝~湯ノ湖東岸のハイキング。
27日希望者で「もう一つの日光“かんまんの道”」のウオーキングと「金谷ホテル歴史館」の見学。
■行動記録
25 日:
開催日の 1 週前ぐらいまでの予報では
3 日間ずっと雨、当たったらどうしようかと気分は真っ暗でしたが、予報は徐々に好転してきました。
集合場所の東武日光駅に着くと曇り、これは何とかなるかなと気分が少し明るくなりました。
駅前で皆さんと再会を喜び合い、宿の送迎バスで小西ホテルへ。雨が降らない内にと、散策に出かけました。
先輩たちの夏合宿思い出の地「日光湯元キャンプ場」から湯ノ湖畔に出てフライフィッシングをする人を見たりした後、湯元温泉の泉源の
「湯ノ平湿原」に行く途中に雨が激しく降り始め、宿に戻りました。
食べきれないほどの夕食後は、高齢の?恒例のです!懇親会で各自の近況報告などをしながら、遅くまで大いに盛り上がりました。
外は雨、明日は晴れてほしいなと思いつつ...。
26 日:
朝起きて外を見ると、何と青空が!。八大龍王に願いが通じたのかも...ありがたや。
東武バスで「赤沼」へ。そこからは日光自然博物館が運営する低公害バス(EV)で西ノ湖入口へ。いよいよハイキングの始まりです。
ミズナラやカラマツの森の平坦な道を「シロヨメナ」の花を見ながら歩き、吊り橋を渡ると西ノ湖です。
猿が何匹かいました。西ノ湖は、いかにも奥深いという雰囲気を漂わせる小さな湖です。集合写真を撮ってから、千手ノ森を抜けて
中禅寺湖畔の千手ヶ浜を目指します。
明るく開けた林の中を「キオン」や「カリガネソウ」の花を見ながら歩く途中で、ハプニングが二つありました。
その1:すぐ前方の高木から、熊が転げ落ちるように下りてきて、木の後ろに姿を隠しました。皆さん「熊だ」と騒然とし、
西海さんは「写真!」と言って木の後ろが見える位置に移 動します。しかし、熊はもういませんでした。憲一さんは熊が右手の沢を脱兎の?
脱熊の?ように渡って林の奥に行くのを見たそうです。熊鈴を鳴らしたり、ときどきホイッスルを吹いたりしていたのですが、役に立たなかったようです。
しかし、誰も怪我がなく幸いでした。
「赤沼自然センター」の職員の方の話では、熊の目撃情報は沢山あるけれど、ここ十数年の間に人の被害はないということです。
熊がまだ人馴れしていないのでしょうね。
その2:千手ヶ浜の少し手前に、見渡す限りの「マルバダケブキ」の大大群落があります。田上さんと、視界を埋め尽くす黄色い花を見せて皆さんを驚かせたいね、
と話していたのですが、何と何と、花が全て食べ尽くされていました。「なんてこった」とがっかり。鹿ではないかと思うのですが、誰が食べたのか、
まだ特定されていないそうです。
そんなことがありましたが、明るく開けた千手ヶ浜は、抜けるような青空のもと、正面に男体山と中禅寺湖の広々とした眺め。
森の中から一変した風景に皆さん歓声をあげていました。また、林の中には「ハナイカリ」の清楚な花が咲いており、「マルバダケブキ」のがっかり感を慰めてくれました。
浜辺で、宿の特大おにぎり、差し入れの漬物、味噌汁、コーヒー・紅茶の昼食を摂り、集合写真を撮って、「千手ヶ浜」バス停から低公害バスで赤沼に戻りました。
ここから真っすぐ宿に帰る人、湯ノ滝を見てから湯ノ湖畔を歩いて帰る人と二手に分かれました。
後者のグループに何人参加されるかなと思っていましたが、杉原さんの「湯ノ滝を見たい、兎島も見たい」という声に誘われたのか、8 名の参加になりました、
雨が続いたためか滝は豪快、兎島からの湯ノ湖の眺めはなかなかのものでした。水面下には大きな虹鱒?の姿も見え、
「ホツツジ」の何とも言えない上品な色合いは嘆声ものでした。
夕食後はまた大懇親会。皆さん今日のハイキングに満足されたのか話も盛り上がり、いつの間にか、来年もまた奥日光で夏合宿を
開催することで意見が一致したようです。
外はまた雨、明日の天気はどうなるのかな...。
27日:
この日は、幸い曇り空。宿の送迎バスで東武日光駅に戻った後、真っすぐ帰る人と、「かんまんの道」ウオーキングと「金谷ホテル歴史館」の
見学をする人、二手に分かれました。
「もうひとつの日光」には二つのコースがあり、一つは昨年歩いて好評だった「瀧尾古道」、もう一つが「かんまんの道」です。
大谷川の川幅が狭まって激しい流れになっている「憾満ヶ淵」沿いに、沢山の苔むした石仏が立ち並ぶ様子は見応えがありました。
「金谷ホテル歴史館」は、創業時は「金谷カテッジイン」という名前で外国人旅行客向けでしたが、純和風の建物で、
「日本奥地紀行」のイザベラ・バードさんが泊まって「心地よい宿」と絶賛しています。バードさんが泊まった部屋、
通訳の伊藤さんが泊まった部屋もそのまま残されており、庭も素晴らしいものです。付属レストランで打ち上げ会を兼ねた昼食の
後、カテッジインの各部屋を見学。その後「日光植物園」の散策に行こうとしましたが、少し激しく雨が降り出したので中止。
田上さん、加藤さんの車に分乗して駅に戻り、来年の再会を約束して夏合宿が終わりました。
今日も最後の植物園を除いては、歩いているときは降らず、建物の中にいるときは雨という不思議な天気。
3 日間天候に恵まれて自然を満喫し、参加者皆さまの交流を深めた、楽しい夏合宿でした。来年も夏合宿を!皆さんご参加を!